2015年1月17日土曜日

先生方は研修会?

船橋公立小中学校教育の問題点(週休二日になっても毎月第三水曜の午後児童生徒を下校させて)

平成十四年度から公立学校は週休二日になり、それまでの授業時数を大幅に減らしました。

それが原因で学力は低下しました。
当然です。学力も時間を減らせば低下するのは各種スポーツと同じです。
学力が低下したとの世論に抗しかねて文科省は平成二十三年度(今年四月)から授業時数を小学校で若干増やします(中学は来年度から)が、土曜日授業が行われていた時代とは比較になりません。かつてのレベルほどに学力の向上は望めないと思います。そうなのに、船橋市内の公立小中学校の先生方は校長を先頭に冒頭掲げた毎月第三水曜日の午後児童生徒を帰宅させ、研修会を実施しているのです。


一体どこに自らの職務を放棄する「研修」の正当性があるのでしょう。私には現職中から大いなる疑問でした。
この先生方の研修を進める団体を小学校は小教協(略称)中学校は中教協と言うのですが、私はその責任者の校長に小・中教協が実施できる法的な根拠を説明してくれと求めましたが、梨の礫でした。

ただ、某校長に、教職員には「研修の権利」が法的に認められているのだと言われた事がありました。その時私は君達が研修の権利を行使すれば、君達が常々言っている子供の学習権はどうなるのだと聞き返しました。某校長はなるほどそんな解釈もありますね。とだけしか答えませんでした。

どんないきさつで、小中教協が結成されて今日にいたっているかは知りませんが、どんな経緯があるにせよ、本来子供に授業をする時間に、授業をしないで、自らの勉強をするのは、職業人としてあってはならないことだと私は考えます。

先生方にも勉強の時間は必要でしょうが、実際教育公務員特例法第二十二条第二項には教員は、授業に支障のない限り、本属長の承認を受けて、勤務場所を離れて研修を行う事ができる。とあり、授業中無制限の研修は、当然の事ながら認めていません。

これが船橋全体で当たり前のように長年行われてきたのは、本属長たる校長全員が授業に支障がないからと一致して研修「勉強会」を許可した事によるのでしょう。しかし、これは小学生にも分かるおかしい話ではありませんか。

市内全部の小中学校の校長全員が一致しての研修会参加許可など出せる道理がない。授業の進展に伴い問題は児童生徒個々別々に発生します。その処理だけでも担当の先生には大変に困難な事だろうと誰にも想像できるからです。にもかかわらずこれが先生方にとって恰も所与の権利の如く、週休二日になっても実施されているのは、おかしい事ではないでしょうか。

この事態は子供の教育、先生方の職責及び研修との三方向を真摯に見つめる者が今まで船橋の教育関係の要路にいなかったことを雄弁に物語っているでしょう。
私はこの研修会には若い時分、二、三年しか参加しませんでした。参加脱退は今でも自由です。

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